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『復讐者に憐れみを』『オールド・ボーイ』に続く、パク・チャヌク監督による「復讐3部作」の完結編。今回、復讐する主人公は、美しい女性だ。無実の罪で13年の刑期を終えたクムジャが、自分に罪を着せた男に対し、壮絶極まりない復讐計画を企てる。刑務所内での“親切”な行為によって、協力してくれる仲間を得た彼女は、ついに、その時を迎え…。離ればなれになっていた娘との関係など、クムジャの切ないドラマも同時進行していく。
最大の見どころは、クムジャ役、イ・ヨンエの演技だろう。つねに無表情を装いながら、自分が決めた計画をひとつひとつ遂行していく。その容赦ない行為は、あまりに冷徹なため、観る者の背筋を凍らせるものがある。復讐完遂までのプロセスには、過去の2作以上にショッキングで生々しい描写も用意。ただし、衝撃を高めようとするあまり、強引に感じられる部分があるのも事実だ。『オールド・ボーイ』の主要キャストら、チャヌク監督作に出演した俳優たちが、わずかなシーンで強烈な存在感を放ち、復讐劇にスリルを加味している。(斉藤博昭)


夜、母親の車に乗せてもらって、レンタルビデオを返しに行った。
チャウ・シンチーの映画と、『親切なクムジャさん』を借りてきた。8時を過ぎていたのに、隣町の空は明るかった。

帰ってきて西瓜を食べた。
食べたあとの皿も片付けないまま、この映画を父親と二人で見た。

この映画は残酷なシーンも多くて、みんなに薦められるような作品ではないと思う。けれど、私はこういう映画は好きだ。見た後に、深く心に残る作品だと思う。

汚らしいもの、歪んだものに存在する美しさとか、とても共感できるものだった。ひとつひとつのシーンに、暗く濃密な緊張感と洗練された鮮やかさに溢れていたと思う。とてもきれいだった。
ブラックユーモアもさえていたと思う。

過感情な演出もなかった。
むしろ一貫して、冷え冷えとしたものを感じる映画だった。

追記
今日はボサノバ。

Joao Gilberto & Tom Jobimが共演した「Desafinado」

http://www.youtube.com/watch?v=VOkJKxC3l-0

昨日、ギャグのセンスが古いと書いた映画を見直していて思った。
チャウ・シンチーの映画の、ギャグセンスの古さをわざわざ書いて批判した気になってるやつのほうが、時代錯誤な存在なんじゃないだろうか。
むしろ、その古さとかベタなギャグというヤツが、彼の映画の味でもあるように思う。

むしろ、って使いすぎだ。濃い映画もいいね。

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