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天才一家と世間にもてはやされながらも心はバラバラのままに暮らしていたテネンバウムズ家の人々が、再びひとつ屋根の下に集うことになってしまった。
アメリカ本国で高い評価を受けていたウェス・アンダーソン監督の日本初公開作。あたかもジョン・アーヴィングの世界を彷彿させるアメリカならではの寓話性の下、シンメトリックな画面構成や、天才であるがゆえに(!?)個性的なキャラクターの面々をファッションで区分けするなど、非常に明快なイメージをもって深みある人間賛歌を描き得ている快作。一家の面々にはジーン・ハックマンやアンジェリカ・ヒューストン、グウィネス・パルトロウなど芸達者がズラリ勢揃い。その卓越した演技合戦も見どころのひとつである。(的田也寸志)


むかしむかし。わたしが初めて買った『少年ジャンプ』の表紙は、スーパーサイヤ人になったゴクウだった。今でも、その日がどんな日だったかをありありと思い出せる。上富良野で住み込みの仕事をしていた祖母を迎えに行くために、はじめて一人で電車に乗った日だった。前日から、一人浮かれていたわたしは、母親に頼んでフィルムの残っていたインスタント・カメラを持って行った。

車掌や風景を写したけれど、あとでみたほとんどの写真は、手ぶれしていて、見れたものじゃなかった。

途中、旭川駅のキヨスクでジャンプを買った。

 とてもおもしろかった。その次の週から、近所にいた幼馴染を誘って、週ごとに交代で買って順番に読む、いわゆる回し読みを始めた。うちは裕福ではなかったので、毎週買うことはできなかった。
 今は何曜日に発売されているかわからないけれど、その頃は、毎週月曜日が発売日だった。(北海道なので、本州に比べると、すこし遅れていたかもしれない。)わたしが買わない時は、幼馴染の友達が読むのを待っていなくてはならなかった。それでも、だいたい水曜日になるとまわってくる。そんなわけで、水曜と月曜がたのしみだった。
 読み終わったあとには、続きを読みたくなった。読みたいけど読めない、そこには大袈裟に言うなら、飢餓感があったと思う。

 と、ここまでくどくど昔話を書いた理由は、その飢餓感が今、この監督の作品に対して抱いているものと、とても似ているからだ。
今から、次の作品が楽しみだ。次回作には、『天才マックスの世界』で主演を努めたジェイソン・シュワルツマンと、エイドリアン・ブロディも出るらしい。そんでもってオーウェン・ウィルソンも。
 
追記

 最近、ネットでこの映画の脚本を読んでいる。

「桜の園」とか「ビヨンボルグなスタイル」とか、人物を描くために、見ていて気づかない部分にも色々な小道具が使われていたんだなぁと思った。まるで、映画を作り終わったあとに書かれたみたいに、小道具の指示が細かく描かれていた。

 ウェス・アンダーソンの映画はサントラがいい。
『Rushmore』も『ロイヤル・テネンバウムズ』も『ライフ・
アクアティック』も、それから『ボトル・ロケット』もみんな、同じ人がサントラを担当している。
(DEVOの元メンバーのマーク・マザーズボーという人)

追記
ひさしぶりかいてみたけど、なんかヘナチョコな文章でいやだ。
ヘナチョコじゃない文章を書けたらいい、と思う。

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