Waltz for Debby

2006年7月20日 音楽
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スコット・ラファロ(B)とポール・モチアン(Dr)を擁するビル・エヴァンス・トリオは、ライヴ活動を通じて互いの音楽的信頼感を高めてきた。結成後1年半たった61年6月25日、ニューヨークの名門ジャズクラブ「ヴィレッジ・ヴァンガード」に出演し、歴史的ライヴ録音を行った。
スタジオ録音にはないスリリングな名演となったが、この10日後スコット・ラファロが他界。本トリオの正式なライヴ録音は、ラファロ追悼盤の『サンディ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』と本盤のみ。それでも本盤が、すべてのジャズアルバムのなかで、ソニー・ロリンズの『サキソフォン・コロッサス』と並んで最高の人気盤であるのは、内容がすばらしいからである。
オープニングのバラードは果てしなく美しい。タイトル曲は、エヴァンスの兄娘デビイのために書かれたワルツだ。生涯を通じて何度も演奏される曲だが、ここでの演奏が最高。(高木宏真)


「Bill Evans Trio - Waltz for Debby 1965」

http://www.youtube.com/watch?v=xNG7PQum-UE&;;search=bill%20evans

 現実感覚を失って久しい。外に出る理由がなくて、一日中家にいることもある。それが事実だ。別に暗い気分でいるわけじゃないけれど、変に落ち込んでしまう日もある。1週間は7日もあって、7日というのは浮き沈みするのに十分な期間だと思う。大きな波もある。そのうち、有名なサーファーが、僕の脳みそを制覇しにやってくるだろう。立て札を立てておこう。「波乗り禁止」って...

↑いや、全然面白くないし。

 先週、書店に行った時に、金子光晴のエッセイ集を読んだ。秘書の二次面接を受けて、その場で落とされたあとだった。自分の目標とか、これからやりたいことについて正直に話すと、たいてい落ちる。今回は、面接が終わった後、励まされた。「それは、それでいい人生だと思うのよね。がんばってね。」って感じで。

 終わった後、書店に行った。「小さな善人になるな」というエッセイだったと思う。金子さんが言うには、「人間はもともと不安になりやすいように作られている」のだという。それは、もちろん彼の経験から出た一つの推論でしかないのだろうけど、十分に頷ける説得力のあるものだったと思う。

 内容は思い出せない。何が書いてあったのか。

読んだときには、理解していたと思うけど...とにかく励まされた。落とされた後にかけられた優しい言葉よりも、ずっとよかった。 

 今は、ずっと心が安定している。全然、状況は変わってないけど。全然、不安じゃない。大げさに悲観する権利を自分が持っているなら、誰かにあげてもいい。少なくとも今は必要じゃない。

 追記

 大学の恩師から、暑中見舞いの返事があった。とてもうれしかった。ここまで来たのだし、まだ時間はあるのだ。がんばろう。 
 
 そんなわけで再度決意、初志貫徹を目指して。
まだ23歳。我輩のうすっぺらい辞書に「足るを知る」なんて文字はない。
 
 つーか、まずアルバイト探そうぜ自分。

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