生きる

2006年3月5日 映画
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無気力な日々を過ごしてきた公務員の渡辺(志村喬)は、ガンで後半年の命と知らされ、恐れおののき、嘆き悲しんだ末、市役所に懇願する人々の願にこたえて公園を作ろうと努力していく…。
黒澤明監督が、人間の尊厳を高らかにうたい上げたヒューマン・ドラマの傑作。そこにはどんな者であれ、人はここまで高められるのだという希望と同時に、ルーティンワークに甘んじる体制社会、およびそこに安住する人々への痛烈な批判も込められている。黒澤映画のいぶし銀、志村喬の代表作。自由奔放にふるまう部下のとよ(小田切みき)との交流の数々もせつなく印象的だ。後半、いきなり主人公の葬式シーンへと飛躍し、周囲の者が彼について回想し始めていくという構成も、実に大胆かつ秀逸。最期に主人公が公園で歌う流行歌『ゴンドラの歌』は、本作の功績によって今ではスタンダードな名曲として讃えられている。(的田也寸志)

内容紹介
自分が胃癌に冒されている事を知った公務員の生きざまを描いて、人間の真の生き甲斐を問うた作品。主人公を演じた志村喬は、この一作で世界その名を知られる名優としての地位を確立した。とりわけ、ブランコに乗って「ゴンドラの唄」を口ずさむシーンは感動的。


 あれ、「ゴンドラの唄」って言うんですね。先々週くらいに「七人の侍」を見て、今日は「生きる」を見ました。どちらも初めてだったんですが、「生きる」の構成や回想のシーンなんかは今見ても「おっ。」って思うくらい新しくて、全然退屈せずに見ることができました。というか、かなり面白かったです。
 ラストシーンの公務員の駄目ッぷりは、見ていてとても身につまされました。”渡辺”の死後に残された同僚たちのようになんとなく生きている人たちは今の時代でも、少なくないのではないでしょうか。
 仮にもしそうだとすれば、50年以上前に作られた『生きる』という映画で提示された渡辺という一つのロールモデルは現代においても、その効力を失っていないのではないかと思います。
とにかく、見た後に、元気の出る映画でした。
 
昨日、今日と大学の時のゼミの友達にもらったメールで、だいぶ気分が楽になった。

ありがたい。もう寝よう。

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