剥がれた皮の下

2006年2月26日 音楽
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スマッシング・パンプキンズ解散後、その動向が注目されていたビリー・コーガンが、元シャヴェズのマット・スウィーニー、トータス〜パパMのデヴィッド・パホらと組んだ5人組、ズワンのデビュー・アルバム。果たしてどんなサウンドかと思いきや、これがもう…スマパンを思わせるギター・サウンドとビリー・コーガン節としか言えないメロディーを、これでもかと堪能できるものだった。しかし、ここには図らずも時代を背負わされてしまったスマパン時代の、あの重苦しさは皆無。空に突き抜けるようなメロディーがたまらなく心地いい!(山口智男)


一日の大半は、どんよりオーラが出ていると自負している小生、金ないし。服、みすぼらしいし。やってること、うまく行かんし。ってなわけで毎日、やさぐれています。いや、やさぐれてはいないか。。。ともかく、靴下が片方しか見つからないときは、左右揃えずに穿いて行くぐらいには、なんか見失っちゃっているわけです。
 そんなわけで、いちゃついたカップルを見るとミクロ単位で、悪いところを探したくなります。しばらく吐かずに噛んでたキシリトール・ガムを、彼らのおでこに張りつけて、一生やってなさい、と言いたくなります。だって、奴ら、俺なんかより断然幸せそうなんだもの。友達、知り合い以外の他人の幸せなんて、鼻をかんだティッシュぐらい興味がありません。他人の不幸は、べつに嬉しくないけど。(根っこが、ナルシストだから、他人に興味がもてないのしれない。わー、脳みそ、とっかえたいね。めざせ、脱・ナルシスト)
 
 と、ここまでで言いたかったのは、「人の幸せなんか、わりどーでもいいよ。」ということです。
 けど、音楽になると別の話で、幸せな気分放ってる音楽ってわりと好きです。悲しかったり、重苦しかったり、鬱々としてたり、切なかったり、そんな音楽とか映画とか本とか、すごい好きだけど、やっぱ気分がそうじゃない時は、そうじゃない音楽を聴きたくなるわけです。いい気分でいる時に、聞くだけで凹む音楽を聴くのってなんか、自分の掘った落とし穴にわざと落ちるみたいに、自虐的な気がします。

 
 ビリーコーガンは、グランジ・シーンが盛り上がり始めた90年代の初頭から、その終わりにかけて、スマッシング・パンプキンズというオルタナ・バンドでリードシンガーとして作曲、作詞の大部分を担っていた人です。スマパンは、意見の相違を理由に2000年に解散、その後、同バンドのジミー・チェンバレン(dr)、その他の人たちと組んだのが、「ズワン」です。

 スマパンを聞いていると、マイブラやジョイ・ディヴィジョンの影響をわりと感じますが、ズワンのノイズはもっと整理されていて、スマパンの時よりクリーンな印象を受けます。

 ZWANはこれ一枚しかフルアルバムは出していないと思います。内容は、殺伐さなんか皆無。カラフルでキラキラした曲満載で、単純に楽しめる作品だと思います。たぶんラブソングが多いんじゃないか、と。でも、たまには、そんなのもいいんじゃないかと思います。(ラブソング聞くのは、なんか恥ずかしいよね。)

ビリーさんは最近は、ソロ活動をしているそうです。
たぶん、去年、アルバムを出しました。
 
 剥がれた皮の下から、血が滲んできたよ。

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