Amazon.co.jp
デ・ラ・ソウルの『3 Feet High & Rising』と同じく、ファーサイドは1992年のこのデビュー作で、ヒップホップがひとつの方向に向かっていた時代にあって、まったく異なる方向へ突き進んだ。この血気盛んなBボーイズのグループは、自虐的なユーモアのセンスを武器に、斬新でありながらどこまでも誠実なアルバムを作りあげた。

「Ya Mama」ではたくみに並べた母親にまつわるジョークを、漫画的なビートに乗せている。「On the DL」では各MCが自分を卑下する告白をあけすけに語っている(たとえばファット・リップは、それまでヒップホップでは禁じ手だったマスターベーションを認めている)。「Passin’ Me By」は、手の届かない女性への絶望的な片想いの叙情詩だ。ファーサイドのおどけた態度には油断のならないところもあり、それがもっとも表れているのが「Officer」だ。ロドニー・キング事件裁判の時期にレコーディングされたこのトラックでは、パブリック・エナミーの「Black Steel in the Hour of Chaos」をもじった当然のごとくコミカルな物語。そのなかで、隠された人種差別を非難している。

プリンス・ポールのウェスト・コースト版とも言えるJ-スウィフトの生き生きしたビートと、個性的な4つのライム・スタイル――とりわけスリム・キッド・トレのメロディアスなライムと、ファット・リップの野暮ったいライム――を駆使した本作には、気取った態度を取りがちなヒップホップではめったにお目にかかれない無邪気さが備わっている。その無邪気さこそが、本作にとって永遠に切っても切れない重要な要素なのだ。(Joseph Patel, Amazon.co.uk)


ロサンゼルスをベースに活動するラッパー4人組の1枚目。
(今は2人なのかな?)
エミネムがインタビューで、お気に入りのグループとしてファーサイドの名前を挙げていました。その記事を見たせいかもしれませんが、エミネムのユーモラスな面に少なからず影響を与えてるグループのような気がします。

一部の評論家の間では、この1枚目の評価が高いようですが、僕はセカンドアルバムの独特の浮遊感も好きです。一枚目のプロダクションは秀逸らしいです。実際、リリックの意味わからんでも聴いてても気持ちいいです。
(しかし、文字にするとやってることが馬鹿くさいなぁ。意味、わかっとけって話だ。マッチョな自己装飾野郎みたいだし、クソ。)

24日は姉の家に行く。プレゼント交換用にポップアップカレンダーを買った。なにやらよさげ。母親に、自分のセンスのよさを説明するも「アホじゃないの」と一蹴。

そうなんよ、アホなんよねぇ。

ダメダメ街道まっしぐらな12月21日。
目の前の壁は高すぎ、その目測不可。

今までここにいた記念に、灰色の壁に落書きを記してみる。
地面に転がってたインク切れのペンで、「いや、ひでぇよ」って、コンクリートを削り取っていく。
けれど、歪な線で描かれた不細工な落書きは、ペン先をなぞるようにして片っ端から消えていった。

納得がいかなくて、ペンを持つ手に力を込めると、プラスチックの柄が折れた。石やら枝やら、プルタブやらそこら辺に落ちてたもんで、乱暴に傷つけたりしながら、しばし壁との戯れ。

傷つかんやん!

んで、気づいた。彫るの無理だ、って。
だから決めた。壁は彫らんことにした。飛び越す。

しかし、今回の壁は無理っぽいなぁ、と思う。
越えられん壁なら、最初から見えないほうがマシだよなぁ。

なんか日記を書いても全然パッとしないしさ。
現実逃避も、うまくいかもんやねぇ。

いや、ほんとにさ。

さっぱりダメだ。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索